初期のディズニー映画を語るのに欠かせないのが、メアリーブレアの存在。
メアリーブレアのコンセプトアートを見るとシンデレラでも絶大な影響を与えていた事が分かります。メアリーブレアのアートがそのまま映画になったように・・・
あたたかみのある絵柄と斬新な色彩で多くの作品に携わったメアリーブレアは、当時まだ働く女性の少なかった時代に数多くの作品を世に送り出した女性でした。
それにしても、映画の雰囲気を掴むために描かれるコンセプトアート。世に出る作品では無いのにこの存在感は凄い！の一言です。
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原作を大きく変えて「ハッピーエンド」にアレンジする事でも有名なディズニー映画。
シンデレラも例外ではありません。一時期「本当は恐ろしいシリーズ」で流行ったのでご存知の方も多いでしょうが、そもそもグリム童話のシンデレラ（灰かぶり）には魔法を使うおばあさんは出てきませんし、靴もガラスではなく金です。他にも舞踏会は数日に渡って行われていたり、意地悪なお姉さん達がガラスの靴を試すシーンに至ってはホラー映画の様なシーンが繰り広げられています。比較的ディズニー版に近いシャルル・ペロー版にも魔法を使うおばあさんは出てきません。

この様におとぎ話にディズニーアレンジを加える事で、より夢と魔法が強くなってヒット作となるのかもしれませんね。・・・もちろんそれで賛否両論を呼んでいるものもあるのですが・・・ｗともあれ、原作とディズニー版の両方を見てみるとたくさんの発見があって楽しいですよ☆

※ディズニー映画と原作の比較を解説している「ディズニーの魔法」（左）
※グリム童話集（右）